上下移動の趣味

鳥見が趣味になってはや3年くらい経つだろうか。アニメの日々の風景で鳥が飛んでたり鳴き声が聞こえたりすると、その描き方や鳴き声がいい加減なものだとイラリ…と私の中の小鳥警察がイラつくようになった。逆に季節感や、ちゃんと種類が見分けられるくらいに鳥が描かれているとニンマリと私の中の小鳥警察が満足気である。

 

あれはなんだったかな、言の葉の庭?ってアニメだったかな、秋口の風景でモズがちゃんと鳴いていた。ニンマリ。そして昨日見た映画は、冒頭の辺りの朝の風景で小鳥の鳴き声が聞こえるのだが、エナガメジロかとりあえず私の裏山散歩ではお馴染みの小鳥の声たちがちゃんと鳴いていてニンマリである。まあ、とりあえず公開して間もないので感想も内容も書くのは控えるが、鳥好きの私としては、ニンマリの映画であった。

 

今日は姉妹で買い物に行ったが、近くにプールのあるショッピングモールなので、めちゃくちゃプールに行く人が多い。すでにスライダーには長蛇の列が出来ている。暑いのに数十秒上から下へ移動するだけのその行動に、それの何十倍もの時間を費やして並んで楽しいのであろうか、と確実に美しい景色を味わえるかも分からないのに真夏に汗だく瀕死状態で下から上に何時間もかけて移動(登山)する私には思われたくないであろうな、と思われる感想を抱く。あれだな、私と同じ上下移動が趣味の人達と思って見れば、なるほど楽しさが分かるというものだ。

 

私が水着を最後に着たのはいつであろう。これから先絶対に着ない、という事は無いだろうが、清流育ちなのでプールも海も苦手である。心臓麻痺おこしそうな冷たさの清流の元でなら水着で泳ぐこともあるであろうが、年齢的に本当に心臓麻痺を起こしそうだ。昔のように橋から飛び降りるという事は出来ぬであろうな。でも飛び込んでしばらく沈んでそれから水面まで上がっていく間の静けさは好きだったな。今年は足を浸かるぐらいでも川に行ってみようか。上高地梓川などあまりの美しさに胸を打たれたが、あそこに私のデカ足を浸すなんて恐れ多くもでも贅沢な事でもあるし、今年も上高地行ってみようか。

 

今日のモクモクした空は夏が来たことをひしひし感じる。しかし夏は本当に短い。やりたい事の大半をやらないうちに秋になってしまう。まあそれが夏の良さでもあるけど。