野球選手じゃないけど人気の大谷

GW初日。いつぞや訪ねたおりは臨時休業していた為今回はちゃんと事前に何やら映像を観る為の予約もして、関ケ原古戦場記念館へ行く。歴史に疎い人間であるので関ヶ原石田三成徳川家康に負けた、ていう知識しかないが、着いた途端に道沿いにはためく旗印に厨二病的に心がときめく。家紋かっこよ〜、中に入って鎧かっこよ〜てな感じ。

 

予約していた映像の時間が来たので見始めたらこれがめちゃくちゃ分かりやすい。関ヶ原の戦を時系列で簡易に説明してくれる。へえ〜そうだったのかあ、と新しい情報に喜び。ただ、この時点の前映像でもう泣きそうになる。え?何故?この映像で泣きそうになる奴おるん?

 

大谷吉継。名前は知っていたけど今回前段階の映像観ただけでこのお人は、やばい。私を泣かせにくるやつだ、と感じる。大体私は負けてる方、負けた方に共感しやすいのである。それにプラス吉継と三成の胸熱友情があったら絶対次の本番映像泣いちゃう!!

 

想像していたとおり、本番映像は音もデカいし風は吹くしでまるで本当に関ヶ原の合戦にいるみたいな臨場感で、大谷吉継が、大谷吉継が、三成、あの世で語ろうぞ、って言って自害して、その瞬間離れた場所にいる三成が、ハッとして「よしつぐ…!」ってセリフ吐くんだわ、胸熱ー!!泣くわこんなん。しかし、こういう歴史紹介映像で泣くやつおるん?おらんでしょ!!耐えて!耐えて!私!と言い聞かせ涙を堪えるために口をパクパクするわ、大きく深呼吸するは、むしろ素直に泣いた方がいいんじゃないかという顔になってしまった。

 

いや、たかだか8分の映像なのに3時間くらいの超大作観たくらい気持ちも頭もパンパン。出てくる頃にはすっかり大谷吉継が可哀想過ぎてすっかりファンになってしまった。

 

それから5階の展望エリアに行ったら武将達の陣の位置関係とかが、分かりやすく足元に示されていて、遠くを見渡すと石田三成の陣跡地に旗が立てられいて分かりやすい。あの映像の後だと関ヶ原への解像度が上がるなあ、と展望台の見せ方に感心。

 

家に帰ってwiki先生に訪ねたところ、三成が負けると分かってはいたのに三成への友情に報いて参戦するところとか、他の西軍の武将は敗走したのに吉継はその場で自害したのは、母が側近をしていた秀吉の妻、寧々の恩義に報いて、その甥の小早川にわざと討たれのだとか、自害の際に介錯した家臣が、吉継の遺言を守って首を隠そうとしたところ敵の武将に見つかったけど、自分の首を差し出すからこの事は内緒にしてくれ、って首を差し出したとかっていう部下にも慕われ逸話とか、胸熱逸話がいっぱいじゃん!

 

いや、きっとこんな逸話を知っていて大谷吉継の元々ファンだった人が今日のあの映像観たら泣かぬハズはない。うむ。きっと実際泣いてる人もいるはずだ!今度行った時は無理な足掻きせず泣いちゃお。それに今度は大谷吉継の陣跡地とか、お墓とかお参りに行っちゃお。ハイキング兼ねて。

 

wiki先生の言うところではお墓には今でもお花が添えられいて人気ぶりが伺える、と書いてあってまたもや胸熱。だよね〜どう考えても好きになる要素しかないわ、大谷吉継