心臓が飛び出す

GW4日目。富士山が見える山に登りに行く。1つ目の頂きでは富士山に雲がかかっていてガックリきたが、2つ目の頂きでは待つこと20分、雲が晴れて美しい富士山を拝めて満足。まあ、でも気がついてしまったがな。富士山の裾野に広がる場所なら山登ろうが登らまいが、富士山を拝めるという事を。普段は高い山に登った時にたまに富士山を遠くに拝める時があったので、その刷り込みで山に登らなければ富士山は見れないと思っていたが、下山後市内をウロウロ観光してる時もかなりの威圧感でそこにある、という感じだ。

 

ここに住んでる人は毎日こんなに富士山に見下ろされて監視されてるんだ。富士山を特別にしてるものは、この形と場所であるな。砂場で作る砂山みたいなお山の形して、急に空から降ってきたみたいな場所にあるじゃん。まあ、控えめに書いたが実はあまりの大きさと美しさに感動して、おいら毎日富士山に監視されたいや、へへ、となるくらい惚れました。富士山を眺めに定期的に高速道路ぶっ飛ばして訪れよう。

 

高速ぶっ飛ばすで思い出したけど、新東名って合法的に時速120km出していいんですね。いつも覆面と監視カメラに怯えて控えめに運転しているのだが、(この控えめはあくまで当社比だけど)、今日はのびのびと走る事が出来た。その喜びで帰りも快調に走っていると急に白いクラウンが私の前に割り込んで来た。何かオラついた感じの割り込みだったし、割り込んだわりにはスピード遅いしで、もう抜かしちゃお、と思って追い越し車線に入った瞬間、そのクラウンの頭からパカリとサイレンがご登場。うぉーん!!と鳴らすではないか。

 

あまりの驚きにぐはあ!!という喀血と共に心臓を吐き出してしまい、わ、免停だ、わしはもう終わりじゃあ!!と気絶しそうであったが、何かウオンウオンとサイレン鳴らして後方の車を止めるように追いかけて行った。

 

わたしじゃなかったのかい?と安心したので飛び出した心臓をそっと脳内で戻しておいた。そもそもわたしゃ速度超過してなかったしな。いや、しかしタイミング良すぎたろ!勘違いするわ!あと常々クラウンには気を付けておったのに、そこそこに車が多い状態では、気を抜いてしまっていたし、あのわかりやすい白いクラウンを覆面と気が付かなかった自分の危険察知能力の低さに絶望したわ。

 

あともっと根本的な事だが、覆面に怯えなくても良い運転を心がけなさい、と自分を説教しておいた。