分かれ目は神頼み

実家の面々に1200mの山この前登ったわ、とニコニコ話したらその後電話でもう山を1人で登るのやめなさい、危険だ、このGWも遭難者が出た、無謀な事はやめなさい、とまくし立てる。確かに山は標高に関わらず遭難者が出る。今までそんなに意識した事なかったが、山の仕事をしている人のケガや死亡のリスクが高いのも聞いた事あるから、確かに危険は多いのだろう。

 

しかしここで問題なのが、誰かと登るという選択肢が私の中ではない事だ。自由気ままに登りたいのだ。山はなるべく単独で登らないように、とはよく聞くが、困ったな。1人で山登っては行けないのなら山はもう登れない。仕方ない、山を登るのは諦められないので、単独というリスクをなるだけカバーできるよう、用意周到に準備することにした。

 

そういうことで、滑落した時ようにロープ、包帯、絆創膏、クマに襲われた時用にカッター、蜂に襲われた時用に殺虫剤、遭難した時用の手動のライトと電源を確保できるラジオ、これには緊急用のサイレンの付属もありだが、一応緊急用ホイッスルも準備、それから山の中で急に💩したくなった時用の携帯トイレ、体温を維持できる全身を覆えるシート、遭難して山をさまよった時の緊急用の食料と水、それでも見つけて貰えない時ように狼煙を上げるためのライター等、遭難する気満々の準備をしておいた。それから、山の神様にお参りする時用の小銭。山には財布持っていかないから常々山に祀ってある何やかんやの神様に無銭でお参りしていたのだ。これからはちゃんとマネーを払って守って貰おう。最終的には生き死にの分かれ目、💩を漏らすか漏らさないかの分かれ目もみな神しか預かり知らぬ事よ。神頼みしかあるまいて。うむ。

 

しかし今まで水筒と山頂で食べる用のスイーツぐらいしか入れてなかったのに、一気にリュックが重くなる。

 

はあ〜なるほろ〜。たまにめちゃくそデカいリュックをパンパンにして登っている人を見たが、その理由が分かったわ。私は旅行に行くにもめちゃくちゃ身軽で、何か無くても全然平気、って人間だったが山ではそうはいかないのだな。何かあったらを想定して、どれだけ確率が低くても命が関わって来るから準備しておいた方が良いのだな。

 

いつか2000m、3000m級の高山に登るその時までには、登山仲間も見つけておこう。ま、仲間見つけるのが嫌で低山しか登らない可能性の方が大だが。