10何年ぶりに宇宙飛行士が決まりましたがな。大体宇宙飛行士なんて職業は難関なんてものじゃない職業。努力すれば叶うとかの話ではない。エリート中のエリート。私は金持ちに対する卑屈な気持ちがあるので、これが何か官僚とかの話だったら、ケッ！金持ちのボンボンがお国を玩具にお遊び楽しそうねぇぇぇ、って卑屈極まりない悪態つくのだが、宇宙飛行士だけは悪態なんてつけない。
いや、たしかにこんなに完璧にエリートになるには心身共に健やかに育つ恵まれた環境がないといけないし、沢山の経験を積むにもある程度お金は必要なのである。もう生まれの時点で選別されているのは確かなのだが、宇宙飛行士だけは、何かありがとう。生まれてきてくれて私の代わりに宇宙に行ってくれてありがとう、って涙流して感謝しちゃう。
この人達は私の代わりにわざわざ宇宙飛行士になる為に生まれて来てくれたのか、さんきゅう！ってすごい思い込みで涙がでそう。しかし今回の宇宙飛行士に選ばれた2名の方は選ばれる運もあったのだろう。運が良かった。何せ1人は前回の選抜では落ちてるらしいじゃないの。フツーは諦めそうなのに諦めないその姿勢と強運に乾杯。
運といえば今日お話の上手な人のお話を聞いたのだけど、松下塾を立ち上げた松下幸之助が、運のいい人は分かるらしく、その理由は、運が良いかと聞いて、自分は運が良い、と答える人が運が良い人だ、と言ったらしい。
それでめちゃくちゃ感動した。なぜなら私は勉強も出来なかったし人より不器用だし、コンプレックスだらけの人間なのに、何故か運だけは良い、と思っていたからだ。何を根拠に運が良い、と思っているかは本当に些細な事ばかりなので、人からみたら当たり前じゃん、てな事が多いかもしれない。でも、私は運がいいな〜って思う事は本当に今まで多かった。すご！私、運が良かったんだ！こんかい宇宙飛行士受かった人も運が良く受かったのだろうから、私宇宙飛行士と同じじゃん！宇宙飛行士も真っ青な飛躍の思考。
という事でニコニコ満足してお散歩していたら、ホーホケキョ！とウグイスが鳴いた。ウグイスの初鳴きだ。冬の間ずっとジェッジェッと地味な声で藪で鳴いてたのに春になると何故にそんな綺麗な声で鳴きよりますか。
そうそう。こういう時も私はしみじみ自分の運の良さを感じる。ウグイスの初鳴きを偶然ここで聞けた。ニコニコ。春なので多分頭にお花が咲いたようだ。何もかもがニヤけた思考になっている。
