めんどくさいの真実

私は面倒くさがり屋だと思われている。姉妹含め他人にも。でも最近気がついたのだが、私は面倒くさがりではなく、肉親含め人と如何に関わらずに済むか、という事を選択しているだけなのだと分かった。

 

人と関わらずに済むなら多少なりとも時間と金を使っても良いとさえ思っている。すぐ隣に私の行きたい目的地を知っている人がいて、聞けば秒で済む所を何とかして見方が苦手なGoogle先生で絶対済ませようとする。逆に仕事となるとひょいひょい他人に聞く。なぜならこんな人の多い所は1秒たりともいたくないので、さっさっと仕事を終わらせられるなら、聞いてさっさっと済ませて家に帰る。

 

友だちや姉妹とまとめて買えば安くなるものも、それを分けるとかお金を代わりに払う払わないとか、諸々のめんどくさい人と関わりタスクをやらなきゃいけないくらいなら、高くても自分だけで買う。

 

申請すれば安くなるとか得になるとか、というものもそこに他人と関わらなければいけないなら、他人と関わらずに済んだ代金として、申請することをしない。

 

レジは選べられる所なら100%無人の方を選ぶ。美容院は話しかけて来ない所を選ぶ。医者は余分な事を話さない先生を選ぶし、もっと言うと医者は必要であろうとも自然治癒に祈りを込めてほとんど行かない。服はネットで買うし、店で買っても店員が話しかけてこようものなら秒で逃げる。

 

知り合いにばったり会ったら向こうが気がつく前に隠れるか、ひたすら自分が気がついていないフリをする。会社の退社時間は他人と被らないよう気をつけて席を立つ。出張は目を逸らして自分の話では無いように知らないフリをして逃れる。

 

私は面倒くさがりなのではない。人と関わりたくないだけ。それが証拠に大好きな山と鳥の為なら嬉々として動ける。きっとそういう人は世の中にいっぱいいて、他人からは面倒くさがりにうつるかもしれないが、本当に面倒くさがりの人は多くはなかろう。他人と関わらない為に時間と金を使ってる人はきっとうんと世の中に溢れているとおもいそめしか。