流行りに乗ってみました

コロナウィルスは陰謀論を信じている訳でも無いが、自分が罹っていないのでイマイチピンと来ていなかった。そこで一度コロナウィルスに罹ってみましょう。とあいなった。言い方を替えるとなる訳ないやん、と高を括っていたら、なっちまいました、流行りの病に。と言う事だが。

 

喉の違和感、微熱、高熱、喉の激しい痛み、咳、鼻水、と時間の経過と共に不快な症状が増えて、本日4日目、やっと熱はスッキリ下がった。噂通り喉の痛みは激しいし、味も匂いも分からないが、これはフツーの風邪でもそうであるしな。

 

高熱が出ている時はトイレに行くというタスクさえままならぬ。こういう時にしみじみ病が厚い人の苦労が忍ばれて、泣けてくる。私はこの風邪が治ればこの状況からおさらばできるけど、いつこの状況からおさらばできるのか、死ぬまで出来ない人もおるであろうよ。そう思うと僅か4日で立ち直れたこの体に平身低頭したくなる。しかし平身低頭したい体の中に平身低頭したい心が入っているので、平身低頭しようとすると平身低頭対象自体が平身低頭することになる。どうでもいいことを考えるのは、コロナウィルスの後遺症であろうか。

 

熱でぼんやりしている間にただ北アルプスの峰々を永遠と撮影した番組を撮りためていたので、それをボーと見ていたら昔読んだ漫画の岳を読みたくなって倉庫から引っ張り出してきて読んでる。とにかく毎日タスクをこなし続けてこれたのも体が健康であればこそだな。山は逃げないんだから、タスク詰め込みすぎて疲れを溜めこむのはやめよう。岳の主人公三歩さんなら、山はいつもそこにあるよ!またおいで!とにっこり言ってくれそう。つーか岳、涙無しには読めぬな。岳を買って読んだのはもう15年前くらい。その時は山なんて私は絶対登らないな〜、と思っていたがその私は消えてしまったんだな。今は山登りたい私になってる。過去の自分と今の自分は本当に同一人物か?!本当は私は私の記憶を植え付けらた誰か別の人物で、その人物が山が好きなのかもよ?!とか、余計な事を考えるのもコロナウィルスの後遺症かもしれない。

 

しかしこんなにのんびり何日間も朝から日が沈むまでゆっくりしたの久しぶりだな。健康さまに感謝を捧げて、もう少しのんびり過ごさねばな。