拾った人は

新年2日目にしてスマホを落とした。北の方の山は雪があるだろうと市内の山に登ったら、意外に雪があり、なおかつ地元の人気山スポットなので、踏み固められていてアイスバーン化している。上りは良かったが下りはスパーン!!と、潔く滑り地面に背中を酷く打ち付けた。あれれ?年末も転んだけど年始も転んだよ?幸先良い〜!!(?)

 

その後も気をつけてはいたが、七転び八起き的に転んでやっと下山、という時に目の前をルリビタキのメスがヒッヒッと鳴きながら移動している。オスは見た事がないからオスが見たかったが、メスもめちゃくちゃ可愛い。めんこいの〜と写真を撮ろうとスマホをいつものポケットから出そうと思ったらないぃぃぃ!!青ざめて来た道を戻り1時間探すも見つからず。転びに転んでおむすびころりん、スマホもころりんだ。

 

次の日に警察に電話しても届いていないという。諦めて夕方新しいのを買いに行くか、と思っていた所、警察から電話があり見つかったとの事。その日は窓口が閉まっていたので次の日に取りに行ったが、拾った人は住所や名前を明かさなくて良いし、お礼もいらぬ、との事だったので、代わりに警察の人にお礼を言っておいた。

 

しかし実は拾った人は綾野剛だと思っている。何故かというと落としたその日の夜、初夢を見たのだが、綾野剛が私を見つけて手を上げて近ずいてくる。町でよく見かけたから、こんな所で会うなんて偶然!とニッコリ笑って言う。これスマホの番号だからいつでも連絡して、とメモを渡してくれた夢だった。

 

その後スマホが見つかり、相手が名乗らない事を鑑みるに、あれだ。正月に実家に帰ってきた綾野剛が市内の山に上り、私のスマホを拾い、届けてくれたのだろう。(という楽しい妄想にしておこう。)

 

とりあえず年始に人の優しさに触れてありがたや。今年は鳥ばかり興味を持たず、少しは人にも興味を持って接しないとな。