推しは魔法

新年早々推しが出来てしまった。2次元だけど。というか今まで散々アニメを見てきて話にハマる事はあってもキャラにハマる事はなかった。が、とうとう私にも出来てしまいました。推しというものが。腐女子のつ〇いさんというエッセイ漫画を読んで、常々幸せそうだと思っていたのだ。私にも冬の曇天さながらの代わり映えのない日常が一気に色ついて見える、推しができたのだ!

 

ということで毎晩そのキャラが登場するシーンを繰り返し見て、夜中に大声で叫びたしそうになる衝動を布団で口を塞いで、何とか凌ぐという、推し悶えをしている。いやー、楽しいね。今まで鳥見の時でもニヤついてしまう衝動が抑えられず、それをみた妹に、いや、キモッ!と言われた事はあるが、間違いなく今の夜中の私を妹が見たら、台所に出たゴキブリ以上に気持ち悪がられるであろう。

 

でも明らかに仕事への姿勢が変わった。どんなに仕事で嫌な事があっても、うふ、今日家に帰ればあの四角い箱(テレビ)の中から推しがNetflixを介して登場してくれるのだ。魔法か。魔法なのか。魔法素晴らしい〜って仕事が捗る。捗る。

 

次の登山の時も色々見たり妄想したりで、鳥と推しと私とって、金子みすゞの詩みたいになったけど、そんな感じで好きな事ばかりして週末を過ごそう。そうすれば、今日私のデスク前2人が喧嘩しそうになってピリついた雰囲気に胃が痛くなるという、私にかかった呪いも解けるであろう。やはり推しは魔法であるな。