ヘルペスは逃がさんし蜂からは逃げる日

口唇ヘルペスがまた出来てしまった。去年初めてなってから、3回目くらいかな。あ〜何か今日疲れすぎてウォーキングもいけねえや〜って気分の次の日くらいに出来ていたので、体力が無くなると出る、っていうヘルペスちゃんの律儀さが可愛らしいわい。痛いけど。

 

体力が無くなると出てくるのは、エマージェンシー!!!この体はもうヤバいかもー!!みんなー!!急げー!!逃げろー!!って感じで出てくるらしいので、思いっきり他人の体に逃げたいヘルペスちゃんの悪あがきみたいなもんだ。いや、逃がさんし。大丈夫。ちょっと疲れただけ。私は130歳まで生きるからこれからも仲良くしようぜい、って薬塗りたくって出口を塞いでおいたわ。

 

今日は天気が良くてそこそこ時間のかかるお山に行こうと思っていたけど、ヘルペスちゃんも出てきたし、最近予定を詰め込み過ぎてグッタリしてる感じもあるので、のんびり裏山を鳥見に散歩しに行った。

 

そうしたら冬鳥のジョウビタキに出会った。おかえりー!!帰ってきてたの!って嬉しくて思わず双眼鏡越しに話しかけだがな。メスとオスがいて、何かせわしなく飛んだり留まったりしている。可愛ええ。マジ可愛ええ。ヨダレが垂れる。

 

それからいつもオオスズメバチパイセンがいる木の幹に見に行ったら、やっぱりいて樹液を吸っているので、あまりにデカいそのお姿を動画に撮ろうとして近付いたら、めっっっっちゃ怒って、羽をブンブン震わせて威嚇してきた。ごめんて。今日は近付きすぎた。何回もここを通るが、オオスズメバチはチラッとこっちを見るのみ、たまに気になると偵察、それ以上近付いて来なかったら偵察のみで威嚇もなし、近付いて来たら威嚇こそすれその後攻撃に転じる事はほとんどない。それ以上の距離を詰めると確実に攻撃してくるだろうけど。

 

だから蜂=刺すって事はないと思うけどな。山を登っていても偵察中のオオスズメバチに結構会うのだけど、こちらが気にも止めなければあちらもブーンと近付いて来てウロウロして、あ、無害、と思ったらすぐに離れて行ってくれる。この前などバチーン!!とぶつかったけれども、特に攻撃してくる事もなく、また気を取り直して飛んで行ったがな。

 

山は確実に昆虫や野生動物の世界なので、普段向こう見ずの性格で、ガッハッハッと無謀な事もする性格の私でも、山では大人しく登山道から外れないように行動している。登山道から離れると、オオスズメバチの巣をいきなり踏んでしまって、偵察とか威嚇とかぶっ飛ばして攻撃に飛んでくるのが目に見える。

 

今日もただの山道散歩みたいなものだけど、足元をマムシから守るガードを巻いて歩いた。山は危険だ。本当に危険。親兄弟から無謀な事ばかりすると言われた私が、抜かりなく準備万端にかつ慎重に行動しなければならないくらいは危険だ。まあ、親兄弟からは女1人で急に山登り初めたあげく、来年あたりは北アルプス登りたい、と言ってる時点で、あ、こいつまた無謀な事やりよるわ、って白い目で見られてるがな。山は危険だからこそ魅力があるのかもしれないけど。生きている実感、生きていたいと思う実感が心の底から湧いてくるもんね。われ、130歳まで生きてこの美しゅう世界をまだまだ見てたいわ、って気になるのだ。