猫の額より

派遣さんが人員削減で1人クビになった。それでそのクビになった派遣さんの仕事をどうするかという事で、課長様と係長様と、以前派遣さんの仕事をしていた私とで話し合いをした。もう1人の派遣のリバーさんにやってもらえばいいのでは?的な意見を係長様が言ったが、私はそれはリバーさんの工数(能力)的に無理だと思います。とハッキリと意見を述べ、結果正社員3人でシェアする事になった。

 

ところがいざ実際に派遣さんがいなくなったあと、係長がリバーさんに仕事をやってもらうように話している。あれれ?おかしいなと思い、係長、リバーさんは荷物を集めるだけで処理は正社員3人でやるって決めましたよ?と言ったのがまずかった。

 

それを聞いていた私の事を嫌っているカイコくんに係長が、カイコくん含め3人でやってもらおうと思うと話したところ、カイコくんムッとして、何でですか?と係長に食ってかかっている。実際は私が決めたと思ってムカついていたのだろうけど。

 

慣れてしまえばルーティンワークみたいなもので、出来ない事はないと思いますけど。と係長に話している。その言い方に私も何かモヤモヤする。つまり、オブラートに包まず言うと、こんなどうでも良い簡単な仕事派遣にやらせておけばいいし、それを正社員でやった方がいいという意味が分からない、という言い分だ。

 

私は内心、じゃあそんなに簡単ならお偉い正社員さんはさぞ優秀なのであろうから、秒で終わる仕事だろうからお前やったれよ、とヤクザな気持ちで思うのだ。

 

私はかつてその仕事をやっていた時、もっと正社員の人に関わって欲しいし、これは派遣さんにやってもらうには、少し荷が重いのではなかろうか、と思っていたからこそ、リバーさん1人にやらせる事になったら彼女は確実にキャパオーバーになるだろうと思ったのだ。だから意見を聞かれて素直にそう言った。正社員がもっと関わった方が良いし、その為には処理をできる人は多ければ多いほど良い、と。

 

それなのに係長、カイコくんに食ってかかられてあっさり、じゃあとりあえずはリバーさんにやってもらう事にしよう、となっている。それなら最初から私に意見聞くなや。勝手にそちらで決めてくれれば良かったのだ。

 

しかし笑顔で、そうですか。リバーさんならしっかりやってくれるとは思いますが、残業とかにならないようにカバーしてあげて欲しいです。(直訳:おまいら私の忠告無視して正社員でシェアする1番みんなの負担が分散されて少ない私の案を蹴ってリバーさん1人にやらせるのだから、どんな酷い状況になってももう私はカバーせんから、おまいらでどうにかしろよ)とだけ言っておいた。

 

で、結局リバーさんが今音を上げて派遣会社に、このままではこの仕事を続けられない、と言ったので、今日課長に派遣会社から相談の電話が入ったのだ。

 

だから言ったがな。それ見たことか。おまいらの、自分はやりたくない、自分はそんな仕事やる立場じゃない、カイコくんに至っては多分私が決めた事が気に食わない、というくだらない理由で、逆に自分達の首をしめる事になるんだわ。リバーさんに辞められたら確実にその仕事のしわ寄せは君らに行くんだかな!おまいらの視野と心の狭さにかかっては猫の額もあらびっくり大宇宙の大きさ!ってなもんだわ。けっ。

 

それにしてもこちらの係長は頼りにならないのー。私の直属の優秀過ぎる係長なら、こんな事態にはならなくて、ビシッと、いや、これは正社員が関わらないとダメだと思う、ってハッキリ言ってくれるのになあ。