ツバメに毎日怒られる

ツバメが2回目の子育てを始めた。前回は1羽しか孵化しなくてあとは無精卵だった。今回は巣を別の場所に作り直して卵を産んだから、もしかして別のツガイかもしれない。オスが毎晩壁に引っ掛けてあるハンガーに捕まって寝ていたのに電柱で寝るようになったから、そもそも別の個体なのかもしれない。

 

で、今回は光を充てて卵を確認したら、5個中2個に血管が走り有精卵だったが、後の3個は無精卵ぽい。5年前程は6羽とか産まれて巣から零れ落ちそうだったのに。去年に続き、うちのツバメは少子化だ〜

 

そんなこんなで毎日覗いていたら、昨日産まれていたので、早速動画、画像、めちゃくちゃ撮っておいた。ホワホワの毛がまとわりついてはいるが、基本砂肝の固まりみたいな見た目で、目はまだ開かずにでっかく飛び出している。腕はペンギンみたいなブーメランみたいな形。見る人が見ればグロテスクに思えるかもしれないが、私は可愛さに悶える。手の上でコロンと転がって小さい足をバタバタさせている姿は悶絶もんの可愛さだ。

 

親が不在の時に覗くのだが、気が付かれるとめっちゃくちゃ怒られる。警戒の鳴き声を出して激おこ。ごめんて、と謝りながらも凝りもせずに毎日覗く。毎日親に怒られる、の繰り返しだ。でもツバメはこういうある意味図太いところがいいよね。野鳥はフツーこんなに毎日人間に巣を覗かれたら、巣を放棄するものだが、ツバメは怒りはするが、すぐに元のご機嫌に戻って、私がいってきます、と会社行く前に話しかけてもスン、と無視して卵を温めていたりする。絶対に人に慣れないが、天敵避けとして我らホモ・サピエンスを利用しているだけあって、肝が座ってる。

 

わりとカラスに巣を襲われて、うちからの巣立ち率も半分程かもしれないが、何とか今回も巣立って欲しい。この前なんて庭にカラスがいたから追い払っておいたが、カラスも食べねば生きていけないもんな。あとカラスもふつーに我は好きだ。よちよち歩きが可愛い。この前道路で轢かれて死んでいたのを見た時は可哀想だった。多分道路を歩いていたのだろう。彼らよく歩いてるから。車に轢かれるなんてよっぽど、鈍臭いカラスだとは思うが。

 

田んぼには沢山のトビが昆虫を食べにやって来て、ウロウロしてる。可愛い。というか鳥類はやっぱりいいね。哺乳類系の動物は動物園に行かないと見れないが、鳥類はお金を払わなくてもそこらで手軽に見れる。毎日大体、メジロホオジロヒヨドリエナガ、カラス、スズメ、セキレイ、は見ている。同じ数の哺乳類を見ようとしても、見れないぞ。人間、犬、猫くらいだろう。あとそのどれも家畜だが。人間も立派に家畜だと思うな。自ら家畜化した感じ。家畜化した動物にはあんまり興味湧かないなあ。