今更湯浅デビルマンの感想

ちょっと見てみましょ、とデビルマンを見始めた。デビルマンと言っても2018年に配信が始まった、四畳半神話大系とかの湯浅監督の方のデビルマン。私はデビルマンは耳がコウモリみたいな昭和な昔のアニメ、くらいの印象しかなくてストーリーも何も知らなかった。

 

で、見始めて最初の頃はなんじゃ?こりゃ?ノリのいいスプラッタもん?てな感じで気持ち悪いなー、とかおもいながらニヤニヤして余裕こいて見ていた。しかし終盤に差し掛かると、何これ?コロナウイルスとかSNS叩きとかの今の世界描いてるの?ってなってゾッときて、そしてもう最後の辺りはずっと泣きながら見た。

 

いや、これはなんか残酷なシーンが多いけど、みんなに見てもらいたい。デビルマンってこんな名作だったの。原作見ないと!とは思うがあまりのヘビーさに、このアニメの方でさえもう1度見ようとは思えない。もう1度も見れないかもしれないが、人には1度見てもらいたい。

 

どんな話かというと、私は最近ウォーキングの時に暇なので、妄想でこの世に今私だけになったらどうするか、という設定で色々妄想して歩いている。そうなったらこれが結構忙しい。農作物作れるようにならないといけないし、荒れ始めて草ぼうぼうになって野生動物が増えると狂犬病とかまた出るかもだから、バリケード作らないととか、あと無人になったホームセンターやそのもの他人のホームから色々かき集めないと、的な妄想をしているのだ。

 

ところがある日妄想の設定に邪魔が入った。もし、生き残っていたのが私ではなく他にも人がいたら、と考えたら急にものすごく怖くなったのだ。野生動物より全然ある程度の人数が生き残っていた方が、私には数百倍はこわい。人間こわい。って思ってたその気持ちそのままを今回のアニメが形にしてくれたような感じ。ってだいぶ意味わからない感想になっちまったい。

 

本当に哀しいアニメで救いも何もない。最後の終わり方は、日出処の天子の漫画の最後見た時と同じもの感じたなー。なんか圧倒的孤独の哀しさみたいなもの。

 

とりあえず湯浅監督の演出は変わらず楽しいので、みんなに見せたいがエロくてグロいので人をめちゃくちゃ選んでくるよなー、でも見て?って進めたいからとりあえず隣の課のアニメそこそこ見れる若造に進めてみよう。うん。