おじサンタに感謝

メリークリスマス。世界が祝ってくれるが、24 日は私の誕生日でもある。何歳になったかな。まあ、何十億年の宇宙の歴史の中では私が誕生してから今までの時間など無いも等しい。カウントするだけあほらしい。だから数えないでおこう。うん。

 

クリスマスといえば私は生まれてこのかたサンタを信じた事がない。育った環境的にサンタの来ない家であったので、世間一般の人達がいつまでサンタを信じていたか、的な会話に入れないし、想像ができない。

 

縁もゆかりもない文字通り真っ赤な他人の真っ赤なサンタが、夜に家に勝手にあがってプレゼントを置いていくなんて怖くないか?それは大人だからそう思うのであって、小さい時からそれを信じられる環境にいたら、私はいつまでサンタを信じていたのだろう。不思議な存在を当たり前のようにみんなが信じている(信じさせている)世界ってどんなだったのだろう。想像が出来ないし永遠に経験できない世界だ。

 

そのかわり私にはサンタさんみたいなおじさんがいた。お正月や、月に1度家に来てくれる時に、沢山のデザートとお土産とおこずかいを持ってやって来て、血の繋がりも何もないのに、無条件で可愛がってくれたおじさんが。そんな存在は逆にみんなにはいないだろう。血縁関係ならそういう事もしてくれる存在はいるだろうが、おじさんとは血縁関係も親戚関係でもない。そんな存在が本当に本当に私を小さい時からずっと変わらず可愛がってくれた。

 

思い出すと涙が出る。今年の夏に亡くなって、おじさんはもういないけど、私にとってはおじさんがサンタだったんだな。メリークリスマス、おじさん。今まで本当にありがとう。