数年前から小鳥を飼っているが、小鳥の可愛らしさは尋常ではない。犬や猫と違って外見的に1ミリも人間に可愛さをアピールしてこないのに、(私の友達はカラフルな羽の色や鱗状の足、恐竜を思わせる爪の形に寒気を催すらしい)何故にこんなに可愛らしいのか。
理由のひとつが鳴き声だろう。外見的には人間にアピールして来ないが、小鳥は喋るのだ。会話ができる。もちろん人間の言葉を喋る訳ではないが、明らかに鳴き方にバリエーションがあり、こちらの問いかけに応えてくれる。
うちの小鳥の鳴き声は上手くここに書けないが、少なくとも下記の言葉は鳴き声で表現してくる。
・お腹空いた
・今どこにいますか〜おーい?
・それ頂戴
・ねえねえこっち向いて(相手して)
・おやすみ(ちょっとさみしい)
・うっふ〜ん(発情期してる時)
・こっち来ないで!
・触らないで!
・ギャ〜
・ゴニョゴニョ独り言(ご機嫌な時)
・カゴから出せ出せ、外に出せ
・嫌だよ〜捕まらないよ〜
こんな感じだ。また良く遊ぶ。水入れの中にわざと物を入れてそれが沈んで行くのを興味深そうに見ている。楽しいのか水入れはありとあらゆる小鳥の沈ませ実験の成果で、すぐに色んなものが沈んだ汚い水入れになってしまう。
固いものは水入れに入れてふやかして食べているので、水入れはおもちゃ兼食事を美味しく嗜む道具のようだ。
新聞紙に潜るのが好きでよく潜ったり破ったりしている。うちは籠が2つあるので掃除の度に籠ごと交換するのだが、もうひとつの籠を持ってくると、掴まれて移動させられるのを察知して、バレバレなのに餌箱の下に隠れる。掴まれるのが嫌なのだ。餌箱の下からつぶらな瞳でこちらの動向を気にしているそのバレバレでバカっぽいところがまた尚可愛らしいのだ。
小人と住んでる感覚。毎日小人に癒されている。