10年振りくらいに高校のバスケの同級生とご飯を食べた。みんな外見こそ年を経ているが、中身は変わらない。その中でも水ちゃんは私の中で高校の時から変わらず、ミステリアスのままだ。
今までの人生に会った人の中で3人私の中で謎過ぎて、怖い人の1人だ。大体どんな人に会ってもその人なりの性格というかクセというかが出てくるものなのに、どんなに笑おうが泣こうが、その人の中がまったく見えない人がいる。
どういう人なの?って聞かれて私だったらボケてアホっぽいとか、妹に言われるだろうが、その3人だけはどういう人なの?と聞かれても私は答えようがない。どういう人かどんなに付き合っても分からないのだ。何を考えているのかわからない、測れない人。
その3人からはどことなく幸薄い匂いがするのだ。意図せず何かの犠牲になっているような、逆に何かすごく破滅に導きそうな。
女優の竹内結子さんが自殺した時、なんだか私はショックだったけどとても納得できた。誰にも真実を見せない人、っていうのは一定数いて、私の中のその3人もその部類だ。
掴みどころがなく、ミステリアスで、誰にも本心をみせず、それでいて人目を惹き付ける。
書いててわかったけど、つまり魅惑的だと言うことだ。魅惑的な人は少し怖い。中に本当は誰がいるの?って聞いてしまいたくなる、ちょっとホラーな怖さを感じるから。