4歳児発動

人とは思い込みやすい生き物であるが、私ももれなくその生き物の特性を持っている。色んな情報に惑わされる事は疑り深いのでほとんどないが、文字、言葉については、めちゃくちゃテキトーに読んでいたり、印象から言葉の意味を勝手に決めていたりすることが、人様より恐ろしく多いと思う。

 

これは幼い頃、父の部屋で沢山ある本を読む時に、早く話の内容が知りたくて、まだ習っていない読み方の漢字が出てきても、早く読み進めたくて、文の前後の流れから漢字の意味を判断し、テキトーな読み方で読んでいたクセみたいなものだろうと思っているが、そう思いたいだけで本当はただただ思い込みやすいだけかもしれない。

 

最近その間違いに気がついたのは、WHOとテレワークという言葉だ。もちろんWHOの事はフーと読んでいた。だぶるえいちおーというフレーズは何度も聞いていたのに、WHO、あれは私の中で、中学校英語の時間にならいまちた、読み方はフーでち!って、4歳の幼子みたいに純粋に信じて疑わない私が発動されて、妹に指摘されるまで気がついていなかった。

 

あと、テレワーク。ずっと家で電話を介して仕事する事だと思っていた。どうやらまた、テレワーク=TELwork=家で電話でお仕事でちね、テレはTELの事でちね、って頭の中の4歳児が信じ込んでいるので、私も信じ込んでしまった。最近会社でテレワークになにが必要かって聞かれて、そりゃ電話だろ、って思ってただけで口に出さないでいた自分を、今心底褒めてあげたい。口に出したら頭が4歳児な事が露見してしまっただろう。

 

大体長い間、Wi-Fiの事をWiiUと勘違いしてて、Wi-Fi使えます、的な文字やマークを見て、任天堂凄いな、どこでもただでゲーム機使わせてくれるんだな、って思い込んでいたもの。さすがに何かおかしいって気がつくのか、また遅すぎて頭おかしいと自覚。フツーすぐ気が付くだろう…

 

この4歳児は本当にずっと排除する事ができないので、姉妹には、あ、また意味の分からない勘違いしてる、と指摘されることが多い。姉妹ならまだ指摘してくれるが、その他諸々の人には、あ…間違ってる…でも指摘したら悪いかな…めちゃくちゃドヤ顔で話してるし…なーんて思わせて気を使わせてしまうではないかっっ。

 

とりあえず他人の前では貝のように黙っていよう。うむ。そうしよう。