2020年2月5日牡蠣とミルクティーの戦い

13時半に現地集合で出張に向かう事になった。皆様は11時発の新幹線で行くらしい。私もテキトーにその位の新幹線に乗ればいいから朝はゆっくりできるな、と思っていた当日、とっても朝が忙しい。

 

何でこんなに忙しいのだ。新幹線に間に合わないぞ。おかしいな?ゆっくりできるハズだったのに、と思いバタバタと用意をして駅に向かい新幹線に乗り込み、心配なので待ち合わせ時間を再度確認する。うむ。13時半だ。大丈夫だな。ピッタリ着く。ん?え?あれ?今9時だぞ。到着時間が11時になっている。。

 

いやー、いけないね。乗り換え案内アプリを信用しちゃあ。どうやら発を11時にするハズが到着を11時に設定して新幹線を取ったから、アプリを微塵も疑う事のない私は新幹線に乗るまで気が付かなかったようだ。

 

大体11時と13時、発音が似てるのもいけない。じゅういちじに出発のいちじに待ち合わせが、脳内でいつの間にかじゅういちじに待ち合わせにすり変わったようだ。

 

いやー、どないしょ。まだ観光地近くの駅ならいいが、今日行く場所はマジで周囲に何もない。仕方がないから、牡蠣フライの美味しいお店でのんびり牡蠣を貪り食い、コーヒーチミチミ飲んで雑誌読んで時間を潰したのはいいが、帰る頃には取引先から出されたミルクティーと、昼に食べた牡蠣の殺し合いがはじまってお腹がドンドコいい始める。新幹線の中ではとうとう戦いの火蓋が切っておとされ、トイレに無惨な戦況結果を流しに行くハメに。それも何度も。どちらが勝っても負けても構わないが次が降りる駅なのだ、やめてくれ、トイレから出られずに駅をやり過ごすなど社会人なのに社会的に抹殺されそうな恥ずかしさだ。

 

何とか降りるまでにトイレから這い出し自分の席に戻るが、座席番号を忘れた。大体私が内側の2座席に誰も座るんじゃないぞという強い意志を持って、3列シートの3列とも空いてる通路側をフタするように指定席を取ったのに、乗って次の駅で窓側にメンズが乗って来た。チッ、と思わず舌打ちしたくなるくらいだ。まだ後ろも空いてただろうに何故にこの席をお前様はリザーブしたのだね?と聞きたくなるほど。しかしトイレから出て座席番号をよくよく見てみると、私が1列後ろに間違えて座っていたようだ。

 

ごめん。。舌打ちしたかったのは窓側に座ったメンズであったな。トイレにちょっと立つつもりだったので背もたれをめいいっぱい倒したままの席にもう一度戻り背もたれだけを戻し、そそくさとその前の席に座る勇気がもうない。間違えて座ってたのバレバレじゃね?そういう事で素知らぬフリして前の席に座っておいた。背もたれ戻せなくて忍びない。

 

そんなこんなしている内に腹の戦いは3戦目を始めるつもりだ。次の駅まであと10分。正気か。時間との戦い。5分前行動などという生ぬるい事言う奴らは許せぬ。腹に戦場を抱えている私達には時間設定などなんの意味も持たない。腹が痛くなったら何がなんでも目的地も時間も変更せざるおえず、一心不乱、半分狂気になりながらトイレを求めなければならないのだ。漏らすくらいなら5分でも30分でも人を待たせてやる。それで信頼を失っても人間としての尊厳は守られるではないかっっ!!と冷や汗ダラダラでトレイから到着1分前に飛び出す。涼しい顔して、カッチョ様達にお疲れさまの挨拶をして帰路へ。

 

今日はとんだ災難だったが、う○こを漏らさずに居られた事が不幸中の幸いだ。いや、めっちゃ幸せだ。お腹痛い時のトイレくらい天国を感じる事はない。生きながらに天国を見させてもらえるのも、お腹弱い組の得なところだな。