猫の手以下

後輩と出張に行ったのだが、めちゃくちゃよく喋ってくれるので気が楽である。私が取引先とメインの話をサラッとしたあとは、勝手にペラペラ相手と雑談してくれる。私は人付き合いが狭い&興味の幅も狭い&興味の方向も大概の人と合わない、って三拍子揃った世間知らず、会話の引き出しの中身がすっからかんの人間であるので、会話の引き出しがパンパンの人がいてくれると安心である。

 

道中では後輩の就活の話も聞いて、あの不自然な量産型就活生が嫌すぎてあのようなものになりたくないと、就活は卒業近くまで何もせず、最終的にハローワークに行って最初に受けて受かった所にとりあえず入り、まあいい所あれば転職しよう、とのんびり5年働いた後にうちの会社に転職してきたとの事だ。話も面白いので飽きずに会社まで話をして帰ってこれた。

 

ただ帰りにSAでえび天うどんを食べたのだが、健康診断のために揚げ物断ちを行っているため、久しぶりに食べたえび天の衣がいつまでも胃にどっしり鎮座していて苦しく、ほとんど仕事をせずに定時で帰る。

 

この前専務に計画概要説明したら全否定されたので、新たになんかプラン立てなきゃならんが、わたしゃ知識がないので前の副部長から貰ったそれらしい本を家で読んで、そしてイライラしている。いや!仕事に関わる事は会社にいる時間だけにしたいの!っていう駄々っ子が脳内にいるので、瞬で本を閉じておいた。いや、そもそも私がプラン考える立場なのか?部長とか課長じゃね?って基本的な事に気がついて、やーめた、やーめた、おら何もしねえ〜って歌って漫画を読み始めておいた。

 

うーむ。後輩と実質2人だけの課。何かを期待されても応えられる力量がない。あらためて人手不足を実感する。私のようなものも使わないといけないとは。猫の手も借りたいって、わたしゃ猫の手以下の不器用さとミジンコ並の知識しかないんやで。