混群・インドラ・イザナギイ

この前登った山を別ルートから今日は登った。距離が短く30分くらいで登ってしまった。下りた麓には不動尊が祀ってあって、沢山のロウソクとそのユラユラした炎を見ていると、癒される。雨っぽいのもあって人はほとんどいないため、じっくりとロウソクの炎を眺めておいた。

 

そこから下りてくると、1歳くらいの子供を連れた若い夫婦が一心にお経?を唱えて祈っている。私は仏教には疎いのでお経とは思うが、とりあえず信仰に厚くない人が多いこの日本で一心に祈る姿の若夫婦を見るの自体が珍しい。新興宗教とかネズミっ子みたいなものに没頭する姿は何か怖いものを感じるが、なんつーかこういう素朴な不動尊に一心に祈る夫婦の姿は、まあなんというか好感もてるよね。

 

以前、どっかの古いお寺で寒い寒い冬に、おじいさんが袈裟ひとつの質素な姿で、一心に箒で階段を掃いていたのを見た時くらい何か胸にくるものがある。つまり我はひたむきなものにじ〜んと来るのだ。漫画版ナウシカのオーマとかカイとか。オーマやカイが死ぬシーンは何度読んでも泣けるぜよ。ああ、あとナウシカを護って死んだトルメキア兵とか。誰か漫画版ナウシカをアニメにしてくれ、って熱くなり過ぎて話が逸れたわ。

 

今日は山から下りて来る時大発見があった。コゲラに会ったのだがコゲラが私を見てグエグエ鳴いたら、周囲にいたエナガが同じように騒いでこちらを伺うように寄ってきたり眺めたりしているのだ。多分警戒して。それで、よくコゲラエナガ一緒によく見るな〜って思っていたが、今日はハッキリとこやつら一緒に行動してるんだ!絶対そうだ!大発見!

 

と思ってスマホで調べたら、フツーに混群と言うらしく、常識みたいなものだったわ。大発見でも何でもなかった。

 

しかしこの不動尊というのは、不動明王を祀っているのだよね?最近知ったが明王は教えを護らせるもの、仏教を護るものみたいな位置ずけらしい。で、1番偉いのが如来で、如来にならずに人々に教えを広めたいっていうのが、菩薩らしい。いや、合ってるか知らんが。

 

あとフツーに仏教ってキャラが多いのだ。由来が面白いし。ムスカがインドラの矢だうんぬんかん言ってたあのセリフのインドラは、日本では帝釈天の事らしい。帝釈天。かっこいい。名前かっこいい。私の中の永遠の中二病心をくすぐる。

 

名前って言えば最近見つかった新種の恐竜、ヤマトサウルス・イザナギイって戦隊モノみたいな名前で素敵。つけた人も相当な永遠の中二病的な人なんだろうな。