我が力のみで抑えきれるか。

久しぶりに姉の家に行ったら、部屋が可愛いものや趣味のものでそこかしこ飾られている。情報量が多すぎて目がチカチカする。妹の部屋も似たようなものだ。2人とも綺麗好きだから、綺麗に、だが物は沢山ある。

 

対して私はあまり物が買えない。雑多な部屋は情報量が多すぎて落ち着けない。それもあるが本当に物が買えない。とにかく持っている(であろう)物が買えないので、物を新調する事はほとんどミッションインポッシブル。持っていない物でも、今まで無くても生きてこれた物を何故に今更買うのか?と物を前に考え込み、使用している自分の未来も想像した挙句、想像に疲れ果て何も買えずに帰ってくる。

 

頼む新調、購買させてくれと!己に懇願しているものが多々ある。まずソファ。妹にお下がりで貰ったものだが、真っ赤なバラのような色だったのに表面の皮が全てハゲ、茶色のエベレストでも大丈夫!っていう殺し文句のあの暖かい肌着みたいな色になって、バネはむき出しになりおケツに定期的に刺激を与えるっちゅーに、まだカバーを被せて使っている。捨てたい。新調したい。しかし!このくったくたによれたソファの居心地の良さ。愛しい。捨てられない。

 

あとポット。小さいのでいい。私に買わせてくれ。未だに鍋でお湯を沸かしてコーヒーとか飲んでる。しかし!ポットとか買うと場所取るじゃん?私は物が増えても見た目に増えなければそれほどストレスを感じないが、買って点数が増えた挙句見た目にも増えて場所なり占領されると、家が物で侵食されるような、嫌な気持ちになる。

 

物を買うという事は、その行為自体にも相当のエネルギーを使用するが、買った後にその物を管理するエネルギーも必要になる。おお!恐ろしい!(めんどい!)

 

増大されていくエントロピーを我が力のみで抑え、管理していくことが出来るであろうかっっ!!!

 

って厨二病的な思考はいいから、とりあえずティファールのポット買いに行こか。頑張って、私。